[μT-Kernel] BSP2 を動かしてみる

μT-Kernel

Interface を読んでいたら、気になる広告が。

TRONプログラミングコンテスト | トロンフォーラム

TRON 40 周年だそうで、その記念でプログラミングコンテストをするようです。

応募部門が3つあって、面白いのがミドルウェア部門と開発環境部門ですかね。
あまり他のプログラミングコンテストでは見ない気がします。

ちょっと興味ひかれましたが、T-Kernel なんてもう 10 年以上触っておりません・・・。
リハビリがてらフォーラムから出ている μT-Kernel 3.0 の BSP2 を動かしてみました。

tron-forum/mtk3_bsp2: μT-Kernel 3.0 BSP (Board Support Package) v2 (github.com)

対応ボードに手持ちの NUCLEO-F411RE がありました。良いですね。

STM32Cube 用のユーザーズマニュアルが下記にありました。

mtk3_bsp2/doc/bsp2_stm32 cube_jp.md at main · tron-forum/mtk3_bsp2 (github.com)

下記にポイント・ハマったところなどを。

  • 1.2 開発環境
    • IDE の STM32CubeIDE はユーザーズマニュアルの 1.13.2 で合わせました。
  • 3.1 STM32Cube IDEによるプロジェクト作成
    • 作成前・作成後どちらでも良いので IDE 上で my.st.com のアカウントでログインしておく
    • 「Project」-> 「Generate Code」を実行
    • 実行に必要なコードがダウンロードされる。これをしておかないと設定もビルドもできない
  • 3.2.1 ソースコードの組込み
    • Source Location に git clone した mtk3_bsp2 のパスを追加しておく
  • 3.3.1 ユーザプログラムの作成
    • 自分で追加した usermain のソースが Source Location に含まれているかを確認
      • ユーザガイドにあるように、存在しないと microT-Kernel に用意されている usermain が使われてしまいます (即終了してしまう)
microT-Kernel Version 3.00


<< SYSTEM SHUTDOWN >>

自分は上記を行って、NUCLEO が元気にシリアル出力するのを確認しました。

microT-Kernel Version 3.00

Start User-main program.
task 1
task 2
task 1
task 2
task 1
task 2
task 1
...

今日はここまで~。

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